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残尿感。

中国に暮らしてもうこんなに長くなるわけだから、
今さらこの国のお手洗い事情を取り上げる気なんて、
デッシュデッシュ無いんだけど、
でも、やっぱり慣れないこともあるので、
書いてみます。


北京市内のお手洗い事情は、
昨年のオリンピックのおかげで年々改善され、
昔懐かしい公衆お手洗いを探す方が難しくなってきました。
ホテルなどではウォシュレットまで設置され、
とても明るく、安心して用を足すことができます。

ホテルなどの化粧室には通常、
清掃や整理整頓を担当する方がいますが、
一部のホテルではその担当の方(通常はおばさん)が、
その化粧室の中でじっと待機している場合があります。

おばさんは化粧室を常にピカピカに保つために、
ずーっと中で待機しており、
少しでも汚れたり散らかったりすると、
すぐにそれをキレイに片付けてくれます。
またおばさんは、
おサルんたち利用者が用を足し終わって手を洗っているところへ、
「お手拭き用のタオル」などを笑顔で持ってきてくれたりもします。
そしておばさんは、
利用者が複数人いる場合は大忙しですが、
利用者がいないときなどは、利用者が化粧室に入ってきたとたんに、
「ニーハオ♪」と笑顔で挨拶してくれたりもします。
さらにおばさんは、
ときには一ヶ所のお手洗いに二人体制で待機していることもあり、
利用者が少ないときなどは中で楽しそうに歓談していたりもします。

利用者が常に気持ちよくお手洗いを利用できるように、
おばさんたちは常にこころがけ、
疲れていても笑顔で挨拶するなど、
一生懸命働いてらっしゃいます。

けれども、たとえば、
他に誰も利用者がいない時におサルんが入っていき、
数ある個室の中からひとつを選んで用を足し、
そこから出てきてまさに手を洗わんとしているときに、
背後で「それ行けっ」とばかりにモップを片手に持ったおばさんが、
使用したばかりの個室に滑り込みサッサと掃除をし始める、というのは、
なんというかその、ちょっと申し訳ないというか、
なんかすごく恥ずかしい感じがするわけです。

ホテルのように、化粧室全体が広くて、
いくつもの個室がズラっと並んでいるような場合は、
そういう清掃の場面と多少の距離を保つことができるのでまだいいのですが、
しかしこのような「待機おばさん」が最近、
なんとウチの会社にも出現するようになったのです。

会社のお手洗いは個室が2つ。
化粧室のスペースはホテルと比べてずっと狭い。
おサルんが入っていったときに他に誰もいなければ、
その狭い化粧室スペースには我々二人きり。
あちらは個室の前に黙って立っており、
おサルんは個室の中で用を足す。
用を足し終わっておサルんは出る、あちらは入る、
おサルんが手を洗う脇で、あちらは掃除をし始める。
この間もちろん、ずーっと無言です。

なんというかこの、とっても気まずいんです、この空間が。
なんかこう、使っちゃ悪いんじゃないかとさえ思ってしまいます。
入っていくたんびに「お疲れやま♪」と声をかけるのもおかしいしねえ。

…っていうか、
こんな風にドキドキしながらお手洗いを使用しているのは、
実はおサルんだけなんでしょうか?
フツーに入ってフツーに用を足して、
お掃除してくれて当たり前、
みたいな涼しい顔して出てくればいいのかしらねえ。
でもそれもなんだか悪い気がするし…。

んー。
スッキリしないねえ。

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