昨晩、北京市内にある開店間もない日本料理家さんに行った。
既に2度ほど足を運んだという同僚と3人で行ったのだが、
新しい店だけにキレイで人も少なく、なかなか気持ちの良い店だった。
30元(1元=約15円)でビールが飲み放題ということで、
おサルんは行く前からすっかりご機嫌になってしまったワケだが、
店についてみれば、そこは中国人の方が経営している店にふさわしく、
ささやかに笑わせてくれるトンチンカンっぷりが、
なかなかに好ましかった。
日本語のメニューは誤字脱字なく、なかなかの出来栄えだった。
ひらがなの“さ”が“ち”とこんがらがってしまって、
『ちんま定食』などとはけして書いていなかった。
しかし、
“焼き茄子のおひたし”の写真が、思いっきり“海草の酢の物”だった。
30元のビール飲み放題は、
開店当時はアサヒビールと北京ビールが出てきたのだそうだが、
それではコストが嵩みすぎてペイできないと悟ったらしく、
北京ビールのみになったと聞いていた。
しかし、
昨日の飲み放題で出てきたのは思いっきり“オリオンビール”だった。
北京のど真ん中で、純正輸入品沖縄オリオンビールを飲めるのは嬉しいが、
コストが高すぎて儲けが出ないという当初の問題は、
これでホントに解決されるのだろうかと少し心配になった。
開店当時に足を運んだという同僚2人によれば、
『開店記念!ステキなプレゼントをご用意しています!』
という宣伝文句に引かれて来てみたのだそうだが、
ステキなプレゼントとは、実は大盛りの枝豆だったそうである。
このステキなプレゼントは、彼らが既に自分達でオーダーした枝豆を、
多すぎて食べきれずに残したところで出てきたそうである。
プレゼントを出すタイミングが、なかなかにステキである。
ちなみに昨日頼んだ枝豆は、
小さなお碗にほんのポッチリ、という感じだった。
こちらのオーナーさんにも、
やはりいくばくかのコストパフォーマンス意識があることが察せられ、
おサルんたちは少しホッとした。
メニューはお刺身、おつまみ、焼き物、揚げ物と、
なかなか種類豊富なラインナップで、
「博多モツ煮鍋(味噌・醤油)」というそこそこ居酒屋通なお料理もあり、
昨晩おサルんたちは、醤油味スープのモツ煮鍋をオーダーしてみた。
イワタニのガスコンロとセットで、
3人で食べるのに丁度よい大きさの鍋に入って運ばれてきたソレはしかし、
思いっきり味噌スープだった。
モツはゴムのような噛みごたえだったが、
スープの方はなかなかおいしかったので、許可である。
相変わらずとても心の広いおサルんだ。
日本料理屋さんではあるが、
なにげにピザや各種スパゲッティーが、
カレーなどと共にメニューに並んでいるあたり、
オーナーの方は、日本人の日本での食生活が、
けして毎日寿司や刺身や天ぷらだけを食べているわけではないことを、
良く理解していらっしゃるのだなあと思わせてくれた。
しかし、おサルんが感心しているところへ同僚は、
「黒カレーだけはやめた方がいい」と忠告してくれた。
なぜですかと聞いてみると、
「それは醤油カレーだからだ」ということだったのだが、
醤油カレーなるものが一体どんなカレーなのか、
おサルんには最後まで想像できなかった。
また、黒カレーと書かれたその下に、
“カレースパゲッティー”という極めてビミョーなメニューが載っていたのも、
眼光鋭いおサルんはしっかりとチェックしていたのだった。
オーナーの方はいったい、
日本のどこで“黒カレー”や“カレースパゲッティー”を見たのだろう。
このように、
ささやかな笑いといろいろな思いが錯綜しながらの夕食だったが、
ちょっとしたヒットもあった。
それは、おサルんも初めて食べた、
「焼きラーメン」である。
これは日本にもあるらしい。
賢い読者の皆さまはもうすっかりご存知ですか?
おサルんは初めて聞きました。
これはどうやら、
茹でたラーメンを、キャベツや豚肉などと一緒に炒め、
塩味や醤油味や味噌味のスープの素を振り入れて味付けしたもので、
昨晩は平たいお皿に盛り付けられていました。
塩味バージョンです。
いやコレはねえ、思った以上においしかったよ♪
ヤキソバとはまた違った食感、麺もラーメンの麺の味。
スタンダードなラーメンももちろん大好きですが、
この「焼きラーメン」も、ぜんぜん油っこくなく、
超ウルトラB級グルメです。
ん〜。
初めて行ってみた、なんてことない日本料理家さんだったけれど、
なかなか和やかに過ごすことができ、
おサルんも大満足でした。
コメントの投稿